2007「日中文化・スポーツ交流年」実行委員会から大きな四角いダンボールが届きました。開けてみると、そこには丁寧に額装された感謝状。 日中交流に貢献してくれてありがとう!という文面です。
政府が後押ししてくれる認定事業として『覇王別姫藝術展』は開催できました。(‘後押し’といっても見えない後押しです。現実的な援助が受けられるわけではありません。)そして、開催したらそれでOKというはずもなく、終了後には「事業報告書」など必要書類を事務局へ提出する作業がありました。
公的機関は面倒だな、と思ってしまいがちです。でも、よく考えたらそんなことはありません。個人ではできないことを責任をもって果たしてくれます。それは、情報の保存、共有、継承です。
3月末に2007「日中文化・スポーツ交流年」実行委員会より発行される報告書に、『覇王別姫藝術展』は記録として掲載されます。10年後、20年後、50年後、同じように日中友好を願う人たちが過去の試みを振り返るとき、その報告書のページをめくる日がくるでしょう。
そして、『覇王別姫藝術展』の記事や記念品をみて思ってくれるはずです。
そうだ、中国にはこんな素晴らしい映画があったんだ。
そうだ、レスリー・チャンという俳優がいるじゃないか。
届いた感謝状を見ながら、そんなことを想像していました。
でも…本当にそんな日がきますよね。
もえみ@スタッフ